
無修正
転勤で引っ越す事になりました
今いる職場は腐敗した漢王朝の末期さながらです
汚職官吏に従うのを潔しとしなかったわたくしは
したたかに生家へ帰る事を決めたのです
荷物を詰めたりしています
さみしいです
私はひとりのこの部屋が好きでした
私の住むマンションは東海道線と阪急線の交差する踏切の目の前にあります
すぐ側にその交差する鉄橋があるので爆撃のような騒音がします
電車の音、踏切の音、飛行機の音、DQNたちのふきだまる声
隣人がラッパーでラップを練習する声が聞こえた事もありました
今はベース音が聞こえます
とにかくうるさかったけど住んでたらあんまり気にならなくなりました
近所のたこやき屋がおいしかったです
天かすがいっぱいはいってサクっとしてて世界一おいしいと思っています
担々麺もおいしかったしラーメンもよく一人でいきました
あとおじさんがひとりで営業するちいさーい定食屋さんのメンチカツがおいしくてずっと通っていました
顔を覚えられるくらい行ったのでご飯の量も言わなくても通じでしまいます
大阪のメンチカツはデミグラソースで食べるのでしょうか?
そこはあっさりしたデミグラでさくっとしてジュワっとなって
あぶらも胸焼けのするころももなくてやっぱ世界一おいしかった
なんとなく漫画が読みたくなったら歩いてすぐにあるポパイにいってオールして寝るとかもやりました
歓楽街近くなのでいろいろあったし新大阪が近かったので徒歩で新幹線までいけました
会社まで自転車で行ったりもしました
無駄にロードです
淀川の橋を渡ります
もっかい家のなかの記録に戻ります
1DKです
フロトイレ別
フロは実家よりきれいです
トイレはよく氾濫をおこしていました
去年の冬、水がとまらないシーズンがありました
なかのゴム球がうまく水管にはまらないせいでした
つめたい冬の水タンクをまさぐり球をしめるという苦行付きで毎回水を流してました
トイレの構造がよくわかりました
なぜかなおったけど
部屋は六畳半とせまいです
でもべつに動き回らないわたしには充分でした
ちらかってない時のほうが少ないくらいきたなかったけど
まあ誰もこないのでいいやって放置してました
この部屋と別れる事、この駅や近くのご飯やさんと別れる事が寂しいです
東海道線の緑が生い茂りすぎたガードの続く道も
花火もみれちゃう淀川がすぐそばなところも大好きでした
卒業式でも一滴も涙のでない私ですがすごいたまにジワっとなります
家に帰るので寂しくはならないけどさみしい
縁もゆかりもないのにほんとにほんとにここが好きだった
また大阪に遊びに来た時はこの駅、この場所に戻ってこようと思います

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